人材流動化

 今月号の「日経コンストラクション」に、興味深い記事がでていました。

 同誌が行ったアンケート調査で、「建設コンサルタント会社に勤務する人の約6割が転職経験者で、2回以上転職した人は約3割」という結果を得た。

 私の学友に料理人がおり、若い頃は会う度に職場が違っておりました。
 当時は「そんなに転々として大丈夫かよ」と思っておりましたが、有名ホテルやレストランで働くことは経歴やスキルアップになっていたみたいです。
 それまでの経験や人脈を活かし、5年前に独立して自分のお店を持っています。[#IMAGE|S3#]

 記事をみると、我々の業界はそのような「ポジティブな転職」は少なそうです。
 転職理由は、「会社の安定性・成長性」「労働時間」「賃金」を抑えて「仕事のやりがい」がトップ。 転職したい異業種として「建設関係以外」を選んだ人が4割いるそうです。[#IMAGE|S2#]

 別の調査で、「建設関係会社の新卒社員の平均離職年数は2~3年」という結果もあります。
 
 東日本大震災の復旧・復興事業の需要によって被災地の建設業求人が大幅に増えています。 
 現に、当社にも「誰か東北に行ってくれるひといないか」とか「誰か紹介してくれないか」の問い合わせが相次いでいます。 

 去年までは、建設産業から他業種への人材移動を政策的に後押していたはずなのに今では深刻な人手不足。皮肉なものですね。

 
 そういううちの会社も、新卒社員はおりませんので、転職経験率100%です。[#IMAGE|S8#] 自分のやりたいことややりがいを感じる職や立場を求めて転職することは悪いとは言いませんし寧ろ奨励したいと思います。
 なにしろ経営者にとって最も怖いのは、「変化」や「成長」を諦めてその職場、その業界にしがみつく社員が社内に増殖すること。若ければ若いほど厄介。

 ただ、現状の不平や不満の解消を他の職場、他の業界に求めても恐らく満足感は得られないのではないでしょうか。
 同誌にも、職場を変えることに慣れてしまっている人への雇用側の視点として、協調性・会社適合性や情報流出への警戒などを挙げています。
 
 私は、一度だけ会社を辞めたことがありますが、幸か不幸か転職をしたことがありませんので、そのあたりの心情は良く解りません。[#IMAGE|S9#] そう良く解りませんがそのような人材の流動化も当社にとってはチャンスなのかもしれません。
 

 今日のひとりごと
・過去と他人は変えられぬ。
・転職は2回までが企業側の暗黙値
・新卒社員が育つ会社にしたい
 

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